米スターバックスが現地時間の16日に発表した社債がなんと「サステナビリティー社債」というものでした。
5億ドル、日本円で約545億円の規模の社債。
調達資金の使い道は、コーヒー労働者への適正報酬や野生生物保護などに充てられるということです。
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持続可能な社会とは
アメリカではサステナビリティという言葉になります。
日本でいうと持続可能な社会。
現代の環境が、できるだけ長い将来の世代へ利益を充足する環境が続くことを目指す考え方。
コーヒー豆の消費が増えると農地を広げる必要があります。
でも、農地を広げると生態系にまで影響が出るし、農薬を使えば土壌汚染にもなります。
これまではあまり気にしていなかったのですが、最近はサステナビリティという考え方が浸透し、マイナス面をフォローしながら経済活動をしましょうということになってきています。
同時に生産者や働き手への還元も目指しています。
これまでは「安い」生産地を探し、生産者への値下げ圧力をかけていきました。
利益はすべて会社が受け取り、生産者へは還元されないのが現状です。
これからは、正当な対価を栽培農家への還元していこうということです。
コーヒーの価格へ直接転換が難しいので社債という感じになったんでしょうかね。
今後も似たような活動が広がっていきそうです。